使用する機器
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シャープ電子辞書パピルスPW-AT770
ジャパネットたかたの髙田社長がテレビショッピングで絶賛していた電子辞書、シャープ PW-AT770には辞書機能だけでなくMP3ファイルを再生する機能がある。
そこで今回は、この製品の携帯音楽プレイヤー機能の使い勝手や音質について調べてみる。
シャープのホームページ によると以下の８機種、PW-TC930/PW-AT780/PW-AT770/PW-AT760/PW-GT570/PW-LT320/PW-LT300/PW-LT220 がMP3プレイヤー機能を搭載している。（2008年11月06日現在）
音楽CDから曲を取り込む
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CDからパソコンに録音する
パソコンを使って携帯音楽プレイヤーの類に曲を転送するには、まず音楽CDなどから曲を録音する必要がある。
音楽取り込みソフトのオプション設定
PW-AT770で再生できる音楽ファイルは、ビットレート固定 32kbps ～ 256kbps のMP3形式のみで、AACやWMAには対応していないため、MP3ファイルになるようWindows Media Playerの設定を変更する
メディアプレイヤー１１＜ツール＜オプション
取り込み時のファイル形式
オプション＜音楽の取り込み＜取り込みの設定＜形式＜MP3
今回はメディアプレイヤー１１を使ったが、iTunes 8 にも同じような設定項目がある。
リッピングされたファイルの保存場所
取り込んだ音楽ファイルはVistaのメディアプレイヤー１１の場合、musicフォルダの中に歌手別・アルバム別に整理されて保存される。
使用するSDカードについて
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PW-AT770のSDカードスロット
標準サイズのSDカードスロットが搭載されている。
使用できるのは2GBまでのSDカードで、SDHCメモリーカードは形状が同じでも使えないので要注意。
SDカードを用意
ジョーシン アウトレット浦安店で変換アダプタ付きの2GBのmicroSDカードが大安売りしていたので買ってきた。
miniSDカードやmicroSDカードは電気的には標準サイズのSDカードと同じなので、変換アダプタを装着すればminiSDカードを標準サイズのSDカードとして、また、microSDカードをminiSDカードとして使うことができる
SDカードに転送する
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2GBのSDカード
SDカードをパソコン本体のSDカードスロットに挿入する。
最近のパソコンやプリンタは、たいていSDカードスロットを備えているため、別途にSDカードリーダライターを購入する必要がないことがほとんどである。
説明書を読もう
説明書には、SDカードの直下に歌手名のフォルダを作り、さらにその下にアルバム名のフォルダを作って、その中にMP3ファイルを転送するようにという説明がある。
SDカードのフォルダ構造
音楽ファイルをSDカードに転送するには、メディアプレイヤー１１の同期機能を使ったり、エクスプローラーでファイルを直接操作すれば良い。
とにかく、このような感じのフォルダ構造で SDカードにMP3ファイルが保存されていれば再生できる。
シャープのホームページでは 専用のCDデータ転送ソフト が配布されていて、それを使うと音楽CDからじかに転送ができるが、転送されるファイルは一般的なMP3ファイルではなく著作権保護のために暗号化されたsomファイルで、利用者名が一致する電子辞書でしか再生できないものとなる。
使い勝手について
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プレイリスト
PW-AT770はMP3のIDタグには対応せず、フォルダ名やファイル名がそのまま表示される。
PW-AT770は 480x320 での表示が可能となっている。
一度にたくさんの曲名が表示でき曲が探しやすい。バックライトも点灯でき文字も鮮明で申し分ない。
再生中に画面を閉じると電源が切れてしまうため、閉じた状態で持ち歩いて聴くことができない。
何か設定を変えれば良いかもしれないが設定方法がわからなかった。
また、音楽を聴きながら辞書機能を使うことはできない仕様のようだ。
PW-AT770のヘッドホンアンプ
最大音量にしても音が歪まないのは立派なのだけれど、騒がしい屋外で大きなヘッドホンで音楽を聴くには出力不足を感じると思う。
東芝製の充電器とニッケル水素蓄電池
使用可能な電池としては、単４型アルカリ乾電池か三洋電機のニッケル水素蓄電池であるエネループが指定されているが、東芝製のニッケル水素蓄電池でも使用することができた。
いったん電池を取り外したら、タッチパッドやキーボードの初期設定が求められた。
結論
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今回扱った電子辞書のMP3プレイヤー機能は、英会話などの教材を聴くのを想定して作られているが、歌謡曲等を聴くのにも十分使える機能と音質を持っていることがわかった。
最近のiPodやウォークマンはリチウムイオン蓄電池を使用していて、USBケーブルでパソコンとつないでおけば充電できるようになっているが、今回扱った電子辞書のバッテリーは単四ニッケル水素蓄電池であり、バッテリーを機器に入れたままのUSB接続での充電には対応してない。
わざわざ電池を取り外して別途に用意した充電器で充電しなければならなかったり、ヘッドホンアンプの出力が小さかったり、対応する音楽ファイルの形式がMP3だけだったりなど使いにくい点もあるが、画面の見やすさやボタンの押しやすさはiPodやウォークマンよりも優れていると思う。