制作 : YOSHI-SystemService説明書を読もう
説明書には書いてない
すでに有線ルーターがある環境で、秋葉原最安値無線ルーターである NTT-ME MN7530 を使って無線LANを構築したい場合は、MN7530をブリッジタイプの無線アクセスポイントとして動作させれば良い。
しかし、その方法は説明書には書いてない。
設定とつなぎ方を変更する
MN7530の管理画面
MN7530の管理画面を出し、WAN側の設定を確認する。
WAN側の設定は初期値のままで良い。
LAN側の設定を変更する
まず、セグメントを合わせる。既存のルーターのIPアドレスが 192.168.1.1 なら、MN7530のLAN側IPアドレスは 192.168.1.100 などとする。
セグメントが合ってなくてもアクセスポイントとしての機能に支障はないが、MN7530の管理画面が出せなくなるので、合わせた方が良い。
DHCPサーバーを使用しないに設定する。
つなぎ方 背面の接続端子
WAN側端子には何もつながず、いままでWAN側端子につなげていたLANケーブルをLAN側につなぐ。
つなぎ方 前面の動作ランプ
ADSL/WAN ランプと、PPPランプの両方とも消えているが正常である。
使用する無線LANアダプタ
WLI-USB2-G54 を使用
バッファロー製 IEEE802.11b/g 対応 USB2.0用 無線LANアダプタ WLI-USB2-G54 を使用する。
クライアントマネージャ3
無線LAN接続ユーティリティには、クライアントマネージャ3を使用した。
別にクライアントマネージャ3でなければならないということはない。Clientmanager2でも普通に使える。
MN7530はAOSSには対応してないので、暗号化の設定は手動で行う必要がある。
ネットワーク構成図
ネットワーク構成図A
ルーター機能を使用する場合のネットワーク構成図。
このような構成で使用しても、ウェブの閲覧やメール送受信は問題なくできる。
しかし、ルーター越しでファイルやプリンタの共有設定をするのは難しいうえ、二段にルーターが入るので転送速度が低下する。
ネットワーク構成図B
ルーター機能を無効に、すなわちブリッジ型の無線LANアクセスポイントとして使用する場合、このようなネットワーク構成となる。
ネットワーク構成図C
既存のルーターを撤去し、MN7530 だけを使うこともできるが、MN7530は性能が良くないので、あまりおすすめできない。
ブリッジタイプで使用する利点
同じワークグループに属している
有線でつながった端末2台と、無線でつながった端末1台で、ファイルやプリンタの共有が容易にできる。
結論
- すでに有線ルーターがあり、そのルーターでワークグループを構築している状況で、MN7530を使って無線でつながった端末もワークグループに参加させたい場合、今回述べたような方法でブリッジ型として動作させれば良いことがわかった。
説明書にブリッジ型として動作させる方法が書いてある場合は、当然その指示に従えば良いのだが、書いてない場合でもブリッジタイプとして使用できる可能性は高い。
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