制作 : YOSHI-SystemServiceEthernet Converterを購入
Ethernet Converterを用意
Linuxで動作しているパソコンを無線LANに参加させようとしても、Linuxでの動作を保証している無線LANアダプタはなかなか見つからず、実現は難しい。
そこで、無線LANを有線LANに変換する装置、イーサネットコンバータ(WN-G54C)を介して Linux端末を無線LANで接続する実験をしてみた。
Atheros製チップを使用
Atheros Super G 対応のロゴマークがある。(写真右下の青いシール)
リナックスの端末
リナックスの端末
Linuxの勉強のため、Vine Linuxをインストールしてあるパソコン。
Gateway E-1400 / Intel 810 / Celeron 500MHz / HDD 30GB / 256MB
オンボードの有線LANアダプタなら自動認識して簡単なのだが、無線LANだとうまく行かないことが多い。
セットアップ
エアポートの設定画面
エアポート(イーサネットコンバータ)の設定画面を開き、WEPなどの設定を行う。
特別な接続設定ソフトなどを入れなくても、普通にブラウザー上から設定ができるというのは大変良いと思う。
LAN内の端末一覧
Internet Test Tools Version 3.1 で LAN内の端末の一覧を表示させた。
192.168.1.1 は 有線ルーター(NTT-ME MN8300)
192.168.1.4 は Vine Linuxの端末
192.168.1.100 は 無線AP(NTT-ME MN7530)
192.168.1.202 は今回使用したイーサネットコンバータ
イーサネットコンバータの性能
スイッチングハブを取り付けて使用
スイッチングハブ
この製品の説明書には「ハブを取り付けることはできません」という記述がある。
しかし、実際にスイッチングハブを設置し、複数台の端末をイーサネットコンバータの下に接続してみたら、問題なく、各端末はDHCPサーバーからIPアドレスの割り当てを受け、接続することができた。
複数台の接続に対応すると明記されていないイーサネットコンバータでも、実際には使用できる場合もあるようだ。
結論
安定性に優れている
普通に無線LANアダプタをパソコンにセットアップして接続する場合に比べ、イーサネットコンバータを介して接続すると、1割ほど遅いという結果となった。
しかしながら、イーサネットコンバータによる接続の場合は、接続が切れてしまうことは一度もなかった。長時間負荷をかけても動作には異常は起きなかった。
安定度はイーサネットコンバータの方がずっと優れているように思う。
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