制作 : YOSHI-SystemServiceS.M.A.R.T Status BAD
診断しよう
PowerMaxの起動CDを用意する
今回、SMART機能でエラーを検出したのはMaxtor社 のハードディスクなので、Maxtor社のサイトより、ハードディスクの診断ツール PowerMax を用意する。
PowerMaxで診断
PowerMaxで診断してみた。
結果は要するに…
このドライブは壊れているので、交換してください。
可能ならば直ちにバックアップを取ってください。
RMAの保障があるならば、Diagnostic Codeのメモを添えて販売元へ送ってください。
ということである。
SpeedFanでS.M.A.R.Tの診断結果を表示する
SpeedFan でS.M.A.R.Tの診断結果を表示させてみた。
Reallocated Sector Countという項目が異常値を示している。
PowerMax Advanced Test を実施
Quick Test を行ったら、 Advanced Test を行うよう指示されたので実施した。
結果は異常無しであった。
CHKDSKで検査
CHKDSK で検査してみたら、不良セクタは無く、全く正常であるという結果となった。
故障する前にハードディスクを交換
ハードディスクを交換
OSからは不良セクタは検出しないので、まだ使えそうだが念のため交換する。
PowerMax で QuickTest
あらたに組み込んだのは、Quantum Fireball lct 15 である。
Quantum製品なので、同様に PowerMax で診断を行った。
おめでとうございます! あなたのドライブはクイックテストに合格しました。
もし、まだ問題を体験するならば、あなたのドライブを再検定するために、アドバンスドテストを実行してください。
今度は問題ないようだ。
結論
- S.M.A.R.T機能では異常を検出したが、OSからは異常を検出することはできなかった。
つまり、まったく異常なく読み書きができる段階で、異常を察知して警報を出した。
日々たくさんのパソコンに触れていると、勘で故障を予測したり、言い当てることができるようになる。
「読み書きがなんだか遅い」「なんか振動が多い」「異音がする」「いつもと違う臭いがする」「なんとなく熱い」などなど、故障の前にはさまざまな前兆がある。
そんなあいまいな要素などを数値化して教えてくれる S.M.A.R.T は非常に優れた機能であると思った。
買ってきた中古のハードディスクを、すぐにUSB接続のハードディスクケースに入れて物理フォーマットし、「不良セクタが無ければ良品」と判断して、使い始めるのは危険であることがわかった。
中古で買ったハードディスクは、一度はIDEで接続して S.M.A.R.T で診断し、あとどのくらい使えそうなのか調べてから、使い始めることが大切であることがわかった。
関連サイト
- Maxtor is now Seagate.
- Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology - Wikipedia
- SpeedFan - Access temperature sensor in your computer
- NEC 121ware.com サポート情報番号 001442 SMART機能とはどのようなものですか
- ハードディスクメーカー提供 ハードディスク関連ツール(診断、物理フォーマット)
- Seagate、Maxtorを買収 2005年12月21日
- Maxtor、Quantumの買収を完了 2001年04月04日
- 「思考回路はショート寸前」でgoogle検索