制作 : YOSHI-SystemService良いディスプレイを見つけるコツ
パソコンショップへ行こう!
最近では液晶ディスプレイがずいぶん安くなってきた。しかし、まだまだ高価である。
ここでは、良い中古のブラウン管ディスプレイを見つけるコツを説明しよう。
中古ディスプレイを買う際は、必ず店頭で現物を自分の目で見て、映りを確認したほうがいい。
店頭では外観をよく観察しよう
表面のコーティングがはげていないか?
台座は割れていないか?
表面に傷はないか?
筐体にヒビがはいっていないか?
ちなみに、写真の製品はソニーの17インチディスプレイ CPD-201VS
秋葉原のソフマップで7千円ほどで買った物。
型番を確認する
筐体に「multiscan G400」と書いてある。この表記を頼りにネットで詳しい情報を調べる。
「CRT G400 multiscan」をGoogleで検索
壊れている製品は安い
台座が割れている。
このように筐体が割れている製品は非常に安く買えることが多い。
台座が割れていると地震等で倒れやすくなるが、置き場所を工夫すれば大丈夫。
付加機能
この品の場合、上面にマイクロホン、台座にスピーカーが内蔵されている。
音声用のミニプラグもついている
この製品ではスピーカーとマイクが内蔵されているので、映像用のプラグの他に音声用のプラグも付いている。
背面も観察しよう
映像の接続ケーブルは普通、取り外せないようになっているため、映像ケーブルを別途買う必要はない。
しかし、電源ケーブルは普通は取り外せるようになっている。電源ケーブルが付属していない場合、別途買わなければならない。
スイッチの動作を確認
スイッチ類は割れていないか?
押した時の感触はどうか?
写りを確認
部分的に暗くなっていたり、色が変っていないか?
映りの均一性を確認しよう。
画像の歪みや焼き付きの程度が許せる範囲かじっくり観察しよう。
ソニーの製品は横方向にダンパー線の影が見えるが故障ではない。
写真では画面下部に黒い太い帯が見えるが、これはカメラのシャッター速度と垂直走査周波数の比率に関係して発生するもので、肉眼では見えない。
それから、臭いにも注意する。
内部からオゾン臭がするのは正常なのだが、プラスチックがこげているような臭いがする場合は買わないほうがいい。
四隅に注意
性能の良し悪しは周辺部に表れる。周辺部まで鮮明に映っているか確認しよう。
CRTは非常に重い
15インチで15キロ、17インチで18キロ、19インチで30キロ、21インチで36キロくらいある。
腰を痛めないように注意しよう。
映像信号用の接続端子
映像信号用の接続端子は数種類ある。
間違えるとつながらないので注意。
ちなみに、写真左側の丸いコネクタは BNCプラグ、右側の四角いのは ミニD-Sub 15ピン・コネクタ。
15ピン といっても写真のように、13本しかピンがない製品もある。
ミニD-Sub 15ピン
パソコン本体の ミニD-Sub 15ピン・端子
ピンが刺さる穴が5つずつ3列、計15本ある。
結論
三台並べて使う
19インチ1台、17インチ2台を並べて使っている。3台合わせても5万円程しかかかっていない。
新品の液晶ディスプレイ1台分のお金で、中古の大きなブラウン管ディスプレイが3台買える。関連サイト