制作 : YOSHI-SystemServiceデータサルベージにKNOPPIXを使用する
大事なデータを取り出したい
Windowsが起動しなくなってしまった場合でも、ハードウェアが壊れていなければ多くの場合、データを取り出して復旧することができる。
1cd Linuxの活用
まず、CDのみでブート可能な Linux ディストリビューションであるKNOPPIXのディスクと、外付けの大容量リムーバブルドライブを用意しよう。
今回は、Accelerated-KNOPPIX Ver.1.0 (Accelerated-KNX_20060228.iso)を使用した。
起動時の画面
英語でズラズラと文章が表示された後、Windowsみたいな外観のOSが立ち上がる。knoppixの使い方
リードオンリー属性を解除
knoppixでは通常、ハードディスクはリードオンリー(読み取り専用)で設定(マウント)されているので、書き込みできるようにするにはリードオンリーの設定を解除する必要がある。
このとき、外付けのハードディスクのみリードオンリー属性を解除して、内蔵のハードディスクはリードオンリーのままにする。
knoppixでファイル操作
大事なファイルを選別し、外付けのハードディスクにコピー
データの取出しには時間がかかる
USB1.1(12Mbps)で接続した機器に10GBのファイルをコピーすると、2時間ほどかかることになる。
10[GB]/12[Mbps] = 80[Gbit]/12[Mbps] = 6667[s] = 約2時間
保存先の選び方
救出したデーターの保存先は、物理的に完全に独立し、充分な容量があり、なおかつ書き込みが速い媒体を選ぶこと。
ファイルサーバー上の共有フォルダ、USB接続の外付けハードディスク、オンラインストレージ、USBメモリ、デジタルカメラのメモリーが良い。
結論
- 起動しなくなったWindowsマシンよりデータを取り出すのに、実際にこのKNOPPIXが何度かお客様宅で活躍した。
データを失わずに済んだということで、お客様よりご好評を頂いている。
このような有用なツールが無料で使用できるというのは、たいへんすばらしいことだと思う。関連サイト
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