使用するもの
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Windows98のパソコンを使用
Microsoftによるサポートが終了してしまったとはいえ、Windows98やWindowsMEを現在も利用している方はまだまだ多い。
今回は、Windows98/MEを使用して、音楽携帯に適したファイルを準備する手順や、音楽CDから音楽携帯に音楽を転送する方法などを考える。
BonkEnc v1.0.4で音楽CDからAACに変換
WindowsXP/Vistaのパソコンの場合、アップル社のiTunes 7.5を、
Windows2000の場合、アップル社のiTunes 7.3.2 for Windows 2000をインストールして使用すれば良いが、Windows98/ME用の iTunes は用意されておらずインストールできない。
そこで、Windows98/MEでも使用できるリッピングツールのうち、無料で利用できるBonkEncを使ってみる。
The BonkEnc Project - BonkEnc v1.0.5
BonkEncをインストール
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BonkEncをインストール
ダウンロードした BonkEnc-1.0.4.exe を実行する。
日本語版、ドイツ語版と英語版、どれもセットアップファイルは共通である。
インストール時に言語を設定
Windows98/MEの場合、ここで Japanese を選択すると、CDDBの検索結果は日本語で正しく出るようになるが、メニューバーなどが文字化けしてしまう。
Englishを選ぶと、メニューバーは文字化けしないけれど、CDDBの検索結果が化けてしまう。
起動と設定
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BonkEncを起動する
スタートボタン＜プログラム＜BonkEnc Audio Encoder＜BonkEnc Audio Encoder を選択し、BonkEncを起動する。
エンコードの設定
メニューバー＜Options＜General settings＜General settings setup＜Encoders＜Encoder＜リストより FAAC MP4/AACEncoder を選ぶ。
メニューバー＜Options＜General settings＜General settings setup＜Encoders＜Encoder＜configure Encoder＜FAAC encoder configuration＜Format＜MP4 を選ぶ。
変換後のファイル名の命名規則
AAC(拡張子m4a)に変換した後のファイル名の命名規則を設定する。
メニューバー＜Options＜General settings＜General settings setup＜Encoders＜Filename Pattern＜リストより filenameを選択すれば、
CDDBの検索結果が化けていても、作られるファイル名には影響しない。
音楽ファイルを取り込む
音楽CDから音楽ファイルを取り込む場合、
メニューバー＜File＜Add＜Audio CD Contents を選ぶ。
既存のmp3ファイルを使用する場合、
メニューバー＜File＜Add＜Audio File を選び、変換したいmp3ファイルの場所を指定する。
インストール後に言語の設定を変更
メニューバー＜Options＜General settings＜General settings setup＜Language＜Language＜Select Language＜リストより選ぶ＜OKを押す
メニューバーが化けてしまっている場合、メニューバー＜左から３番目＜一番上＜左から３番目＜リストからEnglishを選ぶ＜右側のボタン で英語に変更できる。
BonkEncで変換
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音楽CDからリッピングし、AACで保存する
Windows98の場合、CDDBの検索結果が日本語となる日本のアーティストの場合、曲のタイトルなどが化けてしまう。
mp3から、705Tで対応するAAC(拡張子m4a)に変換する
日本のアーティストでも、曲名などが全部英語の場合、文字は化けないようだ。
m4aに変換中
メニューバー＜Encode＜Start Encoding を選び、m4aに変換する。
変換中、マウス操作を全く受けつけなくなっても、ハードディスクの動作ランプが点滅している場合は処理が進んでいるので待てばよい。
メモリカードリーダライターを使う
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miniSDカードをパソコンで読み書きする
WindowsME/98の場合、携帯電話705TとパソコンをUSBで直接結んで音楽を転送することはできないため、メモリカードリーダライターを使用してminiSDカードを読み書きする。
WindowsMEの場合、メモリカードリーダライターはOSが標準で備えているドライバで扱えるので、メモリカードリーダライターをUSBケーブルでパソコンに接続するだけで良い。
Windows98の場合、メモリカードリーダライターの製造元からデバイスドライバを入手してセットアップする。
Beat Engine を使って転送
Beat Engineで転送すると、AAC(拡張子m4a)ファイルが東芝独自のTBDファイルに変換されたうえで、miniSDカード内の PRIVATE\TOSHIBA\MusicLib\[歌手名]\[アルバム名] フォルダに保存される。
Beat Engine を使わないで転送
エクスプローラーより、miniSDカード内の PRIVATE\VODAFONE\My Items\Sounds ＆ Ringtones フォルダにm4aファイルを保存するという方法もある。
なお、TBDファイルと同じフォルダにm4aファイルを転送しても、705Tでは再生できないので要注意。
結論
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Windows98でも、BonkEnc v1.0.4 と 705T付属 の Beat Engine と メモリーカードリーダライター を使用すれば、音楽CDからの曲の取り込みとAACへの変換、705Tへの転送が可能であることがわかった。
しかしながら、Windows98 と BonkEnc v1.0.4 の組み合わせでは CDDBから入手する日本語の曲名情報の文字化けを回避することができなかった。
mp3に対応する音楽携帯ならば Windows98時代のリッピングツールやID3タグ編集ツールを活用すれば良いので、古いパソコンでも可能と思われるが、mp3に対応しない音楽携帯の場合、古いパソコンで扱うのは難しいと言える。