制作 : YOSHI-SystemService実験に使うパソコン
Windows XP SP2 を使用
OSは Windows XP SP2 、CPUはDuron 1.6GHz メモリ1024MB(VRAM 64MB共用) である。
フロンティア神代からはデバイスドライバが入手できなかったので、VIAのサイトよりチップセットドライバなどを手に入れて適用してある。
ウィルス対策ソフト
中国のKingsoft社にて配布されている無償のウィルス対策ソフト、Internet Security freeをインストールした。
ツールバーを次々とインストールする
ツールバーを4つインストール
ツールバーを4つインストールしてみた。
Google ツールバー、 Yahoo!ツールバー、 gooスティック、 AzbyClubツールバー
ツールバーが増えれば増えるほど、IEの起動が遅くなっていく。
とくにgooスティックのように動きのあるツールバーは悪影響が大きい。
16個のツールバー
ツールバーを16個入れ、16個動作させてみた。
Google ツールバー、 Yahoo!ツールバー、 gooスティック、 AzbyClubツールバー、 Infoseek ツールバー(楽天ツールバー)、 BIGLOBEツールバー for エコ、 YOLツールバー、 はてなツールバー、 asahi.comツールバー、 Vector Toolbar、 livedoor ツールバー、 エキサイトバー、 Locmagツールバー、 kikeruツールバー、 TAGIRI ツールバー(Mitter ツールバー)、 Oricon ツールバー
ポップアップブロック機能が重複するため、ポップアップ機能を使っているサイトを表示するには、全てのツールバーについてポップアップブロック機能を停止させるか、必要なサイトについて個別に許可に設定する必要がある。
また、16個すべてが常駐し、IEの動作を監視しているため非常に遅くなる。
標準的な画面解像度である1024x768であっても、半分以上がツールバーで埋め尽くされ使いづらい状態になる。
16個入った状態で、さらに 口コミツールバー(mixiツールバー)、 FXツールバー、 FC2ブックマークツールバー
をインストールしたが有効にならない。16個を超えインストールしても、同時に動作できるのは16個までなのがわかる。
アドウェアを含むツールバー
Ad-Awareでアドウェアの有無を確認
スパイウェアやアドウェア対策ソフトとして知られる Ad-Aware でスキャンしたら、アドウェアがたくさん見つかった。
なお、このAd-Aware SE Personal で削除してしまうと、正常にツールバーがアンインストールできなくなることがあるので要注意。
HijackThisでログを取る
HijackThisを使うと、Windowsのスタートアッププログラムや、BHO(ブラウザーヘルパーオブジェクト)、ツールバーの実行ファイルのフルパスなどが確認できる。
16個を超えてインストールしたツールバーも、正しくレジストリ内には登録されていることがわかる。
ここで怪しいエントリーを見つけても、むやみにFIXしてはいけない。
ツールバーを削除する
コントロールパネル
不要なツールバーを消す場合、まずコントロールパネルのプログラムの追加と削除からの削除を試す。
プログラムの追加と削除
ツールバー(toolbar)と書かれた項目を探して、削除を選ぶ。
削除できたように見える
一覧からはツールバーは完全に無くなっているが、実際にはまだ残っている。
消し方がわからない
コントロールパネルのプログラムの追加と削除からは、削除できないツールバーが5つ残っている。
各ツールバーの機能が競合し不具合が起こる場合、表示<ツールバー より「v」のチェックを外して停止させればよい。
消せないツールバー
コントロールパネルのプログラムの一覧に出てこないツールバーは、各ツールバーの中から アンインストール、削除、remove、uninstall などと書かれた項目を探し削除する。
ツールバーの痕跡
ツールバーを消した後も痕跡が残っている。
痕跡を削除する
結論
- IE6 SP1 には16個を超えてツールバーをインストールすることができるが、同時に動作できるのは16個まであることがわかった。
各社のツールバーを次々と入れてみると、インストールの仕方が強引であったり、消し方がわかりやすく示されていないものが多いことがわかる。
ツールバーというものは、インストールする人のために開発されているわけではなく、ツールバーが収集する情報を二次利用する企業のために作られ、配布されているのではないかと感じた。
キングソフトのInternet Security free はツールバーが19個入った状態でも特に不具合を起さなかった。
日本語がなんとなく不自然なのが気になるが、ソフト自体の品質は悪くないと言える。
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